理事長所信

理事長所信

 

一般社団法人城陽青年会議所
2021年度 理事長   安陵 邵範

 

はじめに

1949年、「明るい豊かな社会の実現」を理想とし、責任感と情熱を持った青年有志
により日本の青年会議所運動は始まりました。それから33年後、まちを愛する若者が
「次代を担う若い力の結集によって一人ではできなかった事を多くの友と力を合わせ、未
来のあるべき姿を模索し発展の礎としなければなりません。そのため研鑚と友情のきずな
を深める場を持つことが急務である」とし、日本で696番目の青年会議所として城陽青
年会議所は設立されました。先輩諸兄姉の高い志と熱い想い、そして行政、関係各諸団体
のご理解、ご協力のもと、積み重ねてこられた運動は歴史を刻み本年で40年の節目を迎
えます。先輩諸兄姉より受け継いだ高い志と熱い想いは変わることはなく、積み重ねてこ
らえた歴史は私たちの誇りとなっています。
グローバル化や多文化共生が進む現代において、社会状況は時代とともに変化し、求め
られている豊かさも大きく変わってきていると感じます。また、社会状況が変化するに伴
い、様々な地域貢献に携わる民間団体が増え、私たち青年会議所も、「JCがある」とい
う存在から「JCもある」といわれるようになりました。しかし、社会状況がどのように
変化しても私たちは歩みを止めることなく「明るい豊かな社会の実現」に向けて時代に即
した私たち青年会議所だからこそできる運動を模索し、展開していかなければなりませ
ん。私たちはこの40年という節目の年を新たなスタートと位置付け、先輩諸兄姉がこの
まちで積み重ねてこられた運動の歴史を再認識するとともに、感謝と誇りを持って次代へ
と引き継いでまいります。そして、行政や関係各諸団体と協力し、更に幅広い視野を持っ
た新たな取り組みに挑戦し、先輩諸兄姉が熱い想いのもと築き上げてこられた礎の上に新
たな運動を展開してまいります。混沌という未知の可能性を切り開き、地域を明るく照ら
し続ける団体として、未来に向けて歩き出しましょう。
時代に即した組織へと
今、社会は価値観の多様化や情報技術の急速な進歩、世界的な感染症や自然災害などの突
発的な事象など、様々な要因が絡み合い社会課題は複雑化し、解決策を見出すことが難しく、
予測のつかない時代になっていると言われています。「明るい豊かな社会の実現」のため、
日々運動を行っている私たちは、未来を見据えて複雑に変化する社会課題を捉え、柔軟に対
応できる組織へと成長する必要があると考えます。しかし、これからの新しい運動を支える
ものはこれまでと変わらない理念であります。在籍年数が短く青年会議所の本質に対する
理解の浅いメンバーも増えている中、今一度、基本的な知識やルールを再確認することで青
年会議所運動の意義を理解し、運動に対する意識の向上につなげます。そして、その意識の
向上は、運動に取り組む姿勢に変化を起こし、能動的な意識の醸成へとつながり、社会の変
化を取り入れながら課題の解決に挑戦できる人材へと成長することができると考えます。
また、能動的な意識をもって組織の内側に目を向け、組織内の環境を向上させ、これからの
時代に向けた新たな運動を展開できる組織となるための改革を図ります。守るべきものを
引き継ぎながら変化させるべきことを判断し、私たち青年会議所らしい運動を展開できる
組織へと歩みを進めてまいりましょう。
自身の人間力を更に価値あるものに
城陽青年会議所では、様々な職種や年齢の青年経済人が集まり、共により良いまちづくり
のために運動を行っています。変化する時代においても私たちが地域から信頼される組織
であり続けるためには、一人ひとりが人間力を磨き信頼を得られる人へと成長していく必
要があります。これまでの運動で得た学びの上に、新たな知識やスキルを習得することで、
目まぐるしく変化していく地域課題の捉え方を学び、多角的な視点を持って課題解決に取
り組むことができると考えます。そして、一人ひとりの個性を大切にしながら対話を重ね、
仲間と切磋琢磨し、協働して互いを高めあい理解を深めることで、他者との関わり方や共存
していく能力を身につけていきます。小さな目標達成の積み重ねは自信となり、今後の活動
にも意欲をもって本気で取り組む意識を醸成し、更なる自己の成長につながると確信しま
す。相手に思いを巡らすことは自身のするべき行動を考えるうえでは重要なことでありま
す。まずは私たち自身がお互いに思いやりを持ちましょう。誰かのための行動は必ず価値の
あるものになると考えます。組織の絆を深め、新たな運動を展開するべく、私たち自身が歩
みを止めず常に前を向き成長し続け、自身の価値を更に高めていきましょう。
継続的な人とのつながりが生み出す安心と笑顔
今、城陽市は高速道路の建設や様々な企業誘致から交通の要衝へと明るい未来に向かい
着実に進んでいます。しかし、地域を見れば、人口減少や少子高齢化は自分たちの住み暮ら
すまちに確実に課題を残し、核家族化が進む地域内では世代間交流の減少や他者との関わ
りなど、地域に関心を持とうとしない方も多く、地域社会での人と人とのつながりが希薄と
なっており、城陽青年会議所としても、これまで地域の人々が交流する場を数多く創出して
まいりました。まちの発展と住み暮らす市民の皆様にとって住み心地の良い環境はともに
なければなりません。様々な世代間交流を通じて人と人とがつながりを深め、地域に愛着を
持ち安心して暮らせることがまちの未来にとって必要であると考えます。先輩諸兄姉が立
ち上げ、つないでこられた城陽マラソン大会は本年で38回目を迎え、地域に根付いた事業
として若者から年配の方々、更には地域の諸団体といった様々な人々の交流を生み出す場
としてこのまちの風物詩となっています。そして、これまで積み重ねてきた世代を超えた交
流の場の創出により構築してきた人と人とのつながりを深化させ地域の輪を未来へとつな
いでいくことは、誰もがまちに対して夢や希望を抱き、誇りと愛着を持つことにつながると
考えます。このまちの様々な方々と共に、安心して暮らせる笑顔のあふれる豊かなまちを築
いてまいりましょう。
規律ある組織運営と信頼を得る広報
近年、5Gに代表される情報技術の発達は急速に進んでおり、社会ではICTを活用した
オンラインによる組織運営や会議運営が注目されています。昨年発生した新型コロナウィ
ルスの影響により、青年会議所でもオンライン会議などが急速に進んでまいりました。時代
に即した会議運営はこれからの青年会議所にとって必要であると考えます。会議において
の事前準備から設営、円滑な進行、正確な記録という次代に引き継いでいかなければならな
い会議所の本質にこだわりながら、変わり続ける時代とともに、私たち城陽青年会議所もよ
り良くなるために様々な手法を用いて新しい会議運営に挑みましょう。そして、インターネ
ットの普及とともに、世界中の情報を簡単に得ることができる時代となった今、私たちは地
域から信頼される組織であるために確かな情報の発信を行い、私たちの取り組みを周知し
ていくことが、城陽青年会議所の運動・活動を理解していただくことにつながると考えます。
ホームページやSNSなどの様々な広報媒体を活用し、城陽青年会議所の運動・活動を積極
的に発信してまいりましょう。
運動の輪を広げる会員拡大
青年会議所は40歳までという限られた時間の中で運動を行っています。私たちの運動
を続けていくためには組織の存続は必須であり、会員拡大は継続して行うべき永遠のテー
マであります。私たち一人ひとりの力は微力でも、結集することで大きな力となります。私
たち自身が人間力を磨き、志を高く持って仲間と共に行動すれば、その思いは価値あるもの
として必ず地域に伝播し、共感の輪となって広がり同じ志のもと私たちとともに運動を行
っていける仲間の増加につながると考えます。地域に眠る若い力を呼び起こし、共に運動を
展開していける仲間とのつながりを広げていきましょう。
青年会議所にある様々な機会を活かす
日本青年会議所、近畿地区協議会、京都ブロック協議会には様々な機会が提供されていま
す。その機会を自ら掴みにいくことは同じ志で活動している新たな仲間との出会いにつな
がります。新たに出会った仲間と本気で向き合い、共に切磋琢磨することは自身の価値観に
大きな変化を与えてくれるでしょう。そして、それは自身の更なる成長につながると確信し
ます。そして本気で向き合った仲間との交流はかけがえのない友情となり、生涯の友となり
えるでしょう。出向者にはその機会をしっかりと掴んでいただき、新たな学びとつながり、
そして新たな仲間との友情を築き上げていただきたいと考えます。そして先輩諸兄姉との
交流はこれまでの城陽青年会議所の歴史や伝統を学ぶことのできる貴重な経験となります。
また、大韓民国慶山青年会議所との姉妹交流は互いの異なる価値観や文化の違いを受け入
れた相互理解から先輩諸兄姉の積み重ねてこられた交流により相互信頼へとさらに深まっ
ていると感じます。国境を越えて心から想い合える仲間がいることに感謝し、次代へと引き
継いでいきます。
結びに
2020年、世界的な感染症により、日本をはじめ世界の国々が未曽有の危機に見舞わ
れました。東京で予定されていたオリンピック・パラリンピックは延期が決定され、様々
な場所での活動は自粛となり日本の経済は大きな打撃を受けることとなりました。また九
州地方に代表される記録的な豪雨などは毎年各地に大きな被害を与えています。しかし、
この国の人々は、歩みを止めることなく可能性を模索しながら前に進もうとしています。
私たちの運動にもマニュアルはありません。社会状況は常に変化し続けています。若い私
たちが変化し続ける社会に対してどのように対応するのかが大切であり、可能性を見出し
ながら運動を展開していくことが重要であると考えます。日本全国で青年会議所が推進し
ているSDGsは世界の開発目標でありますが、まずは私たちが持続可能な社会を形成す
るべく地域に目を向け地域に根差した運動を展開してまいります。一年間の運動には高い
壁が現れることもあるでしょう。しかし40年間の運動の歴史に感謝し、誇りと強い信念を
もって全てのことに全力で取り組んでいきましょう。失敗を恐れず、前に進むことで道は拓
けると確信します。自己の成長のため、そして組織としての成長のために変化を恐れず全力
で挑戦しましょう。どのような厳しい状況においても力強く未来を切り開く、誇りある青年
会議所であるために。

スローガン

WE ARE CHALLENGER
~道を拓く挑戦者となろう~

基本理念

原点に立ち返り、時代を見極め、未来へ挑戦!

基本方針

一.時代に即した組織を目指す改革
一.自身の人間力をさらに価値あるものに
一.継続した交流が生み出す安心と笑顔溢れるまちづくり
一.規律ある組織運営と信頼を得る情報発信